中小企業診断士は独学で合格できる?
結論から言いましょう。
“中小企業診断士は独学で合格できます。”
中小企業診断士を受験している人の多くは40代くらいの方です。
つまり、仕事も忙しくて、家庭を持っているおじさま方がメインの受験者層になります。
仕事が忙しいので、もちろん時間に余裕はありません。
奥さま方から「あんた全然子どもの面倒見てくれないよね」と小言を言われているかもしれません(笑)。
そんな忙しい世代の人たちの多くは、スクールに通ったりする暇はないので、かなり多くの方が「独学」で受験していて、何らかの教育システムを使っているとしても通信講座くらいに留まると思います。
そして、
「通信教育で合格できる人は独学でも合格できる」
という僕の鉄則を当てはめるならば、中小企業診断士は独学でも合格できるという結論に行き着くわけです。
というか、わざわざこんな理屈をこねくり回さなくても、日本のほとんどの資格は独学で合格できます。
(何らかの受験制限があるものは別。)
中小企業診断士は誰でも受験することができる資格なので、別にスクールに通ったり通信教育を受講したりしなくても、その気になれば独学でも十分に合格可能な資格なので、
「独学だと合格できないんじゃないか。。。」
みたいな不安は必要ないかと思います。
てか、そんな不安抱く暇があるならさっさと勉強しようよ、って感じです(苦笑)
診断士の難易度を高くしている原因って個人的に2つくらいあると思ってて、
1つ目は、科目数が多いこと。
2つ目は、二次試験が記述形式であること。
科目数の多さについては、この試験では科目合格の有効期限が3年間に設定されているので、その辺を上手く活用すれば別に内容自体がべらぼうに難易度の高い問題ではないので、乗り切れると思います。
記憶力に自身のある方は、一発で7科目をとるっていうのも不可能じゃないと思います。
この試験では、「全科目通算で6割以上 かつ 4割未満の点数の科目がないこと」なので、得意な科目で80点とかとっておけば、苦手な科目が50点とかになってもそれを補えるのが特徴です。
得意な科目3つで80点取って、苦手な科目4つが50点だった、とかでも「全体で6割以上、かつ、4割未満の科目がない」ので合格になります。
逆に得意な科目を3つだけ最初の年に合格して、次の年に苦手な4科目が残ってしまう、というほうがきついかもしれませんね。
まあその辺はやり方次第です。
そして、二次試験が記述形式(一次試験はマークシート)になっているっていうのも、この試験の難易度を高くしている理由なんですが、「記述」って慣れないと対応できません。
知識面ではかなり持っているはずなのに、「記述になる」っていうだけで全く対応できなくなってしまう人って多いんですよね。
この辺の対策は、“普段から”ビジネス書とか経済新聞とかをよみながら、要点を100字くらいでまとめてみる、っていうのを日課にするとかなりの訓練になると思います。
まず、問われる内容が基礎知識というよりも「事例」なので、かなり個別具体的な内容が問題文として出題されます。
なので、普段から「ビジネス書」とか「経済新聞」とかであらゆる事例を頭の中にインプットしておくことで、いきなり問題文を見ても「うえ〜」ってなりません(笑)
で、さらに、要点とか自分の意見とかを、100字くらいにまとめる訓練っていうのも普段からやっておけば、この二次試験もかなり楽なものになるんじゃないかなぁと思います。
ちなみに、「書けるようになる訓練」をするために読む文章はなんでもいいのですが、せっかくなら中小企業診断士の試験の役に立つ「ビジネス書」とか「経済新聞」とかのほうが一石二鳥なのでおすすめです。
というわけで、こういう部分に注意しながら、あとは「中小企業診断士は独学での合格は難しいです」と吠えている通信講座や資格学校の声を無視すれば、独学でも十分に合格できるのではないかと思います。
というか、通信教育だろうがスクールだろうが、この辺の対策をしっかりとクリアにしない限り合格できません。
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