中小企業診断士はどんな仕事をするの?

中小企業診断士はどんな仕事をするの?

中小企業診断士の仕事は「中小企業診断士とは?」でもお伝えしたように、経営コンサルタントです。

 

 

中小企業の経営の問題点を診断して、解決案を提示したり、経営相談にのったりしてあげることが仕事です。

 

 

でも一口に経営コンサルタントといっても、仕事のスタイルは実はさまざまです。

 

企業から仕事を依頼されて、会社に乗り込み(言い方悪いなおい・笑)、持ち前の知識と経験を駆使して問題点を分析し、これまた持ち前の知識と経k(ry)…解決案を提示するというのが基本です。

 

 

“現状の問題分析 → 解決案の提示”

 

 

という流れは、基本になるのですが、コンサルタントの中にはちょっとSっ気の強い人もいて、

 

「オレがただ解決案を提示しても意味が無い。お前ら自身がお前らの問題点を考えてお前ら自身で解決できる力を身につけろ。そのためならオレは全力でサポートする。」

 

みたいな、オレ様スタイルのコンサルタントもいます。(数は少ないですけどね)

 

 

で、企業にとってはどちらが良いかというと、長い目で見れば「オレ様スタイル」のほうです。

 

コンサルタントに頼まなくても自分の力で解決できる力がつけば、言うこと無いですもんね?

 

でも、逆にコンサルタント側の仕事はなくなってしまうので、こういうスタイルのコンサルタントはホントに数が少ないです。

 

僕の知る中でも2人くらいしかいません。

 

 

コンサルタントに頼り続けなければ経営が上手くいかない会社は、延命治療を受け続けている末期の患者のようなものです。

 

 

「基本的には自分たちの力で経営やります。でも困った時は助けてね。」

 

という企業の声に答えるのが経営コンサルタントの役目です。

 

 

 

でもう一つ、「企業内診断士」か「独立診断士」かで分類される場合もあります。

 

「企業内診断士」とは、どこかの会社に就職して(もしくは既に勤めている企業の中で)、その会社の経営診断をする仕事の事です。

 

独立診断士みたいにいろんな会社とコンサル契約を交わして仕事をするわけではなく、就職した会社だけを専属で診断するようなスタイルです。

 

実は中小企業診断士のうち7割以上は企業内診断士で、独立している人はわずか3割以下です。

 

中小企業診断士の資格を取得する人って、既に今働いている会社でそれなりの地位(管理職)に就いていてそれなりに高給取りの人が割と多いですから、わざわざリスクを負ってまで独立しようとする人は少ないんですよね。

 

それから、資格取ったからって、診断士の勉強内容ではクライアントを獲得できるようなスキルや知識が得られるわけじゃないので(経営のプロなのに顧客が獲得できないなんてマジで笑えませんが)、そういう現実もあって「独立って言ってもいったい何から始めればいいんだ?」ってなっちゃう人もいるでしょう。独立したいと思っていたとしても。

 

 

顧客を獲得できない経営コンサルタントに、自分のビジネスの診断をしてもらおうとは僕なら思いませんが、ホントに実力のある診断士は、診断士の中でも数少ないのです。

 

もしあなたが診断士になるのなら、少なくとも自分で顧客を獲得できるくらいの知識くらいは持っておいた方がいいでしょう。

 

ほとんどのビジネスの問題では、「集客」が絡んできます。

 

・根本的に客を集められない。
・数だけの客は集まるけど、リピートに繋がらない。
・タチの悪い人ばかりが集まって、毎日のようにクレームの嵐。

 

みたいな。

 

 

もし僕が自分のビジネスの診断を経営コンサルタントの方にお願いするなら、

 

“そのコンサルタントが仮に自分でビジネスを行ったとしても問題なく経営できる”

 

くらいの能力がないと不安になります。(あくまで僕の個人的な意見ですが)

 

 

ですので、仮にコンサルタント会社に就職して「雇われ」でコンサルタントの仕事に従事するのだとしても、“仮に独立したとしても”問題なくビジネスを経営していけるくらいの知識は欲しいものです。

 

 

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