マーケティングとは?マーケティングの4Pって何?

マーケティングとは?マーケティングの4Pって何?

中小企業診断士を勉強していると、企業経営理論の中で「マーケティング」という単元があります。

 

実はこのマーケティングっていうのが厄介者でして、「マーケティングってなに?」って聞かれてもなかなか掴みどころが無い存在なんですよ。

 

現に、時代とともに定義が変わってきたりしてますし、ビジネスの現場では使う人によって意味が変わったりしますし、ホントややこしい言葉です。

 

 

でも、そんなややこしい言葉にも一応定義があるみたいで、

 

 

アメリカマーケティング協会(こんな協会があるんです・笑)の定義によると、

 

「マーケティングは、組織的な活動であり、顧客に対し価値を創造し、価値についてコミュニケーションを行い、価値を届けるための一連のプロセスであり、さらにまた組織及び組織のステークホルダーに恩恵をもたらす方法で、顧客関係を管理するための一連のプロセスである」

 

だそうです。。

 

 

ちなみに、日本マーケティング協会(日本にもあるんだ・笑)の定義は、

 

「マーケティングとは、企業およびその他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的な活動である。」

 

 

いやぁ、アホじゃないだろうか。

 

これを読んで一発でマーケティングという概念を腑に落とせる人がいたら、たぶんその人は天才です。

 

この定義が中小企業診断士の教科書にそのまま使われているのだから、受験生としては勉強が嫌になってしまうのも無理はないですね。

 

 

このページでは、教科書よりはもうちょっとわかりやすく「マーケティング」というものの概念と、そしてその中でも(試験内容として)重要な「マーケティングの4P」というものを解説したいと思います

 

 

まずマーケティングについて。

 

 

あまり難しく考えずに、マーケティングとは単に「売り上げを最大化する活動」だと考えてください。

 

でも、「売り上げを最大化する」っていうのは、営業活動や広告活動だけじゃなくて、製品を作る前から既に活動が始まっていますよ、っていうのに注意すればおおよそ間違った理解はされないはずです。

 

(製品を作る前の活動と言えば、例えば市場調査(マーケットリサーチ)なんかがあります。)

 

 

で、マーケティングの4P(マーケティングミックス)というのは、じゃあそのマーケティング(売り上げの最大化)を次の4つの視点から戦略にしようではないか!という考え方の事です。

 

 

その4つというのがこれ。

 

・Prduct(製品)
・Price(価格)
・Prace(物流・チャネル)
・Prmotion(プロモーション)

 

 

Prduct(製品)では、「どんな製品を作ろうか?」ということを中小企業診断士らしくいろんな分析手法に従って考えていきます。

 

ちなみに製品パッケージのデザインや包装形態もこのPrductの段階で考えます。

 

あと、ブランドを考えるのもこの段階です。(この製品ブランドは「REGZA」にしようか、それとも新しいブランド名を考えようか、いやいやここはあえてブランドを付けないのもありだな、等々を考えます)

 

 

同じく、Priceでは「価格をどうしようか?」、Praceは「製品の販路や物流をどうしようか?」、Prmotionでは「広告や営業活動をどのようにしようか?」というのをそれぞれ、一定の考え方に従って決めていきます。

 

一例を上げると、価格を考えるときは、

 

4000円よりも3999円のほうが売れそうだよね?(端数価格といいます)とか、

 

缶コーヒーはやっぱり120円だよね!(慣習価格)とか、

 

高級ブランドはあえて高いほうが売れるよね(名声価格)とか、

 

こんなような考え方があります。(他にも「おとり価格」とか「エブリデーロープライス」とかいろんな考え方があります。)

 

 

こんな感じで4つの視点(Prduct/Price/Prace/Prmotion)から戦略を考えていくことが、マーケティングの4P(マーケティングミックス)です。

 

どうですか?簡単ですよね?

 

 

で、教科書ではこの簡単な内容が、なぜだか不思議と難しい言葉に置き換えられて、そして細かい分析の仕方が付け加えられて解説されています。

 

 

 

ではでは、これらの事を理解したうえでもう一度この文章を読んでみてください。

 

「マーケティングは、組織的な活動であり、顧客に対し価値を創造し、価値についてコミュニケーションを行い、価値を届けるための一連のプロセスであり、さらにまた組織及び組織のステークホルダーに恩恵をもたらす方法で、顧客関係を管理するための一連のプロセスである」

 

 

不思議となんとなく理解できてきませんか?(なんとなくでいいですよ)

 

 

まだまだ理解できない人のために、もうすこし噛み砕いた文章にすると、

 

「マーケティングはね、生産者とか流通業者とか消費者とか、いろんな人を巻き込んだ活動で、お客さんを満足させるような商品を創って、その商品をお客さんの元へ届けるまでの流れのこと。で、結果的にその流れに関わった人みんなが利益になるような活動なんだよ。」

 

こんな感じです(あくまで感じ)。

 

 

 

あっちなみに、これまたややこしいことなんですが、、、一言で「マーケティング」といっても、現実のビジネスでは「○○マーケティング」みたいに、いろんな文脈で使われることがあります。

 

例えば、「Webマーケティング」というと、単にインターネットでの広告活動や販売活動という本来の「マーケティング」よりも限定された意味で使用されることが多いです。

 

場合によっては、「Webマーケティング ≒ Web集客」という意味で使われたりもします。

 

いやぁ、マーケティングってホントにややこしいですよね(^_^;)

 

 

これまたちなみに、トップページでも紹介した神田昌典さんは、「マーケティング=集客」という意味で使っているそうです。

 

いやぁ、マーケティングってホントにややこしいですよね(^_^;)

 

 

ですので、ホントややこしいですけど、実際のビジネスの現場ではなんとなくの雰囲気で意味を察してあげてください。

 

「いや!マーケティングは集客だけじゃなくて、一連のプロセスだ!」なんて固いこと言ってると煙たがられますので(笑)

 

 

 

というわけで、ここまで理解できれば、あなたはもう「マーケティング」という概念についてあれこれ悩む必要は無いと思いますので、しっかり覚えておいてくださいね☆

 

 

トップページで「マーケティング」という単語を出したので、詳しい解説ページを作りましたが、他にも勉強でわからないことがあれば、お気軽に「ここがわからないからkwsk!」とご要望を送ってください。

 

気が向いたら(笑)解説ページをつくりますので。

 

 

それではひきつづき、サイト内のコンテンツをお楽しみくださいませ。

 

 

このサイトはみなさまからのご協力で運営されています。
このサイトに対する改善要望や質問などをこちらの専用フォームにご記入ください。
あなたの貴重な声を、資格とっ太郎こころよりお待ちしております。

みなさまの声をいただき、どんどん更新していきますので、お気に入りにでも登録していただければ幸いです。